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アマゾンが描く2022年の世界

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立教大学ビジネススクール教授で上場企業の取締役も兼任する、田中道昭氏が書いた「アマゾンが描く2022年の世界」を読みました。
アマゾンは言わずと知れたECの巨人。アメリカ本国ではリアル店舗を買収したり、AIスピーカーのアマゾンエコーの展開など常に新しいことに挑戦しているアマゾンが4年後と言う極近未来にどのような企業になっているのか、アマゾンの事業展開を元に予測してみると言うコンセプトで書かれています。

宅配危機と言う新語が出来るくらいアマゾンの影響力は凄まじく、損して得取るではないですが、日本を含む北米以外の事業は現在、128,300万ドルの赤字なのだそうです。本家北米(236,100万ドル)とAWS(Amazon Web Service)と言うクラウドビジネスの利益(310,800万ドル)を日本を始めとする北米以外の主要国に先行投資すると言う大胆な考え方で超長期を見据えた経営をしているのです。それはアマゾンプライムの日本(3,900円)と北米(99ドル=約11,000円)の価格差を見ても明らかです。

AWS(Amazon Web Service)はITインフラを始めとする90のクラウドサービスを提供する企業ですが、世界のクラウド市場のシェア34%を握り、堅牢なセキュリティで顧客を増やし続けています。そこにはベゾスの「利益が低ければ競争も減る」と言う強烈な発想の元、これまでに60回以上の値下げを行って来たと言う経緯があります。これにより他社を寄せ付けず、独走態勢を更に強固なものとしているのです。
またAWSは自社ECサイトを強固なセキュリティで守り、それ故に信頼を勝ち得、必要な時に必要なだけと言うフレキシブルな考え方でクラウドサービスの雄として君臨しています。

カリスマ経営者のベゾスはビッグデータとAIを活用して「地球で最も顧客第一主義」の会社を目指しています。
それはサービスの見える化、例えば配送状況を問い合わせたら、今どこに商品があるのか、現在の返品の状況がネットでリアルタイムに分かるなど顧客の痒い所に手が届くシステムを他社に先駆けて提供することで、囲い込みを行っているのです。
アマゾンプライムに加入して、例えば500円の商品でも送料無料と言うサービスに慣れたら、もう楽天など他のECサイトには戻れません。加えてAmazonVideoやAmazonMusicはNetflixなど他社が有料で提供しているサービスをプライム会員費3,900円で1年間利用できるとなれば、もうアマゾンなしの生活は考えられなくなります。それがアマゾンの狙いなのです。

ベゾスは小さい頃から宇宙に夢を描いてしました。
アマゾンを創業してから20年余りになりますが、2000年には航空宇宙企業「ブルーオリジン」を創業、急ピッチでロケット開発を進め、2015年には初宇宙飛行に漕ぎ着けました。
ベゾスの夢は「多くの人が宇宙に住めるようにしたい」「宇宙ビジネスのプラットフォームを構築したい」という壮大なもので、その手段としてアマゾン本体やAWSという事業を展開して利益を上げているとのことで、本書では将来、アマゾン本体+AWS+宇宙事業が三位一体となりアマゾンの事業の中核となるだろうと予測しています。
常人には考えもつかないようなことを虎視眈々と、しかも着実に進めているベゾスと言う経営者に脱帽です。
本当に4年後そのようになっているのか、この目で確かめたいと思います。
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nonb0716

札幌在住。キャンプ⛺、旅行🚅、風景🌅、美味い物🍲、ビール🍺、ワイン🍷、日本酒🍶の写真📷をメインにアップします。雪❄は苦手😱なので一年中キャンプ⛺の出来る所に移住したいと思う今日この頃😋
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